ご存じの通り、日本の経済はここ30年、全く発展していない。
少子化による人口減少が主な理由だろうが、むしろ最近、もっと悪いことが起きようと
していると、筆者は危惧している。
それが、日本の発展途上国化だ。
なぜそう思うか、説明していこう。
安い働き手を海外から招待する日本
日本は近年、発展途上国の外国人を、日本国内で安い賃金で働かせようと必死だ。
「技能実習生」だ。
これが日本を破滅の道に導くことになるかもしれない。
ひと昔前のmade in chinaを国内でやろうとしている日本
いま日本は、できるだけ安い賃金の外国人労働者を増やそうとしている。
人手不足だからではない。なぜなら単純な人手不足なら優秀な人材を招待するはずだ。
「技能実習生」というやり方は、人手不足を口実とした、安い労働者の獲得に他ならない。
ひと昔前、中国は「世界の工場」だった。賃金が安く済むからだ。
今の日本はそれを国内で実現しようとしている。
これは、日本が日本を「世界の工場」にするようなものだ。
日本人に適正な賃金を払う気はサラサラない日本の企業
日本の企業が日本人に高い賃金を払う気がない事を意味していて、
それを国が推進しているのだ。
日本人に払うべき賃金が「技能実習生」へ払われる。
つまり、日本人の賃金が上がるはずがないのだ。
国が推進して外国人に仕事を与え、日本人は給料が上がらない。
これでは他の先進国との差は広がるだけだ。
日本はいずれ先進国と言えない時代がすぐそこに来ていると筆者は思っている。
日本企業「賃金の高い日本人に金払うくらいなら賃金の安い外国人に払うよ~」
これが今の現状だ。もう一度言うが、人手不足なら優秀な人を呼ぶべきだ。
そして、優秀な日本人を育てるべきだ。なぜ外国人を育てているのだろう。
そんな余裕はないというのに・・・。