筆者は今、30代なのだが、僕が10代くらいの頃からつい最近まで、日本の男性アイドル
といえば、ジャニーズしか知らなかった。そこの部分について、当時疑問に思ったことは
なかったかもしれない。
だが、最近思うことがある。
“日本の男性アイドルがジャニーズしかいないなんて、そんなのおかし過ぎるだろう”
ぼくが中学生のころ、スマホやSNSなんてものはなく、インターネットも少し触る程度だった。
ほぼすべての情報はテレビからしか得られなかった時代だ。ミュージックステーションで
関ジャニが出たての頃を今でも思い出す。確かにどう記憶をたどってもジャニーズしか、
正統派な男性アイドルいなかった。
今となっては“それ”が異常なことがよくわかる。
だってそんなの、市場原理に反している。
普通、ある業界でどこかしらの会社がうまくいけば、どんどん新しい会社が生まれ、
ライバル会社は増えるはずだ。もし男性アイドルの需要があることが分かれば、
新しい会社が参入してくるはずだ。それが当たり前のことだ。
芸能界ももちろん同じだ。
芸人、俳優女優、音楽レーベル、レコード会社、女性アイドル・・
それが正常な姿だ。
だがなぜか男性アイドル業界だけは、ジャニーズが独占している。
“ジャニーズしかいない” これは異常過ぎる。
ジャニーズのライバルを見たことがあるか?
おそらく当時、一般人でそれを見たものはほとんどいないのではないか。
いまでこそJO1やINIなどといったグループがいる。でもそれは韓国発祥の
オーディション番組の日本版からで、日本独自の発祥ではない。
EXILE関係も正統派のアイドルとは言えない。
女性アイドル界と比べてみよう。
例えば、女性アイドルを見てみよう。よく覚えているのは、AKB48の頃だ。
AKB48全盛期のころ、女性アイドルが全国各地で乱立された。
いわゆる、“アイドル戦国時代”だ。
女性アイドル界がマトモなことが、男性アイドル界と比べると良くわかる。
“なぜ男性アイドル界にはアイドル戦国時代が来ないのだろう。”
これが核心だ。
秋元康やつんくが頑なに手を出したがらない男性アイドル界
秋元康とつんくは女性アイドル界の重鎮だ。多くのスターを生み出してきた。
ここで疑問に思ってほしい。
女性アイドルが売れたなら、男性アイドルもやってみれば良いじゃん。
普通こう思うはずだ。たとえば韓国ではそれが当たり前に行われている。
秋元康とつんくは何で男性アイドルはやらないんだろう?
これを頭の片隅に残しておいてほしい。答えは君次第で良い。
競争相手がいないジャニーズ
次は、ジャニーズアイドルのパフォーマンスについて話したい。
彼らのパフォーマンスはどうだろうか。
近年、BTSという韓国のアイドルが世界を席巻している。
その他の韓国アイドルも、ダンスの一体感や歌唱力のレベルが本当に高い。
はっきり言おう。
アイドルとしてのパフォーマンスは、間違いなくジャニーズは韓国アイドルに対して劣っている。
この事実を受け入れられない人が多い。
なぜこうなった?
答えは簡単。日本国内にライバルがいないからだ。
良くある話だ。張り合いがなくなって、油断してしまう。
競争社会とはそういうものだ。クソみたいに当たり前の話だ。
ジャニーズには競争相手がいなかったのだ。それが大きな要因だ。
努力が少なくても、ライバルがいないから仕事は独占状態だ。
ジャニーズ一人勝ち確定状態だ。
そして彼らはアイドルとしてのパフォーマンスよりも、ドラマやCM、
バラエティー番組を重視しているようだ。
※聞いた話によると、あるメンバーはこれを嫌ってTOBEに移籍したらしい。
こういう状態が韓国アイドルに追い抜かれた要因なのだ。
まとめ:筆者が思うこと
日本の女の子たちはジャニーズしか知らない。
これがとても気がかりにおもう。
ジャニーズの他にもアイドルがいれば、もっとたくさんの才能に巡り合えていたのではないか。
これはとても悲しいことだと思う。
そしてジャニーズ自身ももっとレベルアップできたのではないか。
“ジャニーズしかいない日本の男性アイドル界”はもう終わりにしよう。
韓国のアイドルに負けないアイドルが日本から出てくること、そして
日本の女の子たちがたくさんの才能、たくさんの個性の“推し”に巡り合うことを、
僕は願っています。
ウチマヒロタカ