【ブログ】スポーツ応援の真理

スポーツ観戦に熱くなりすぎてしまう人々

今年の甲子園、慶應高校が見事優勝したが、その応援が物議を醸している。

筆者も見ていたが、球場の雰囲気の異様さが画面越しにも伝わってきたのだ。

どういうことかというと、球場全体が慶應寄りの応援ムードで、

明らかにフェアな状態ではなかったのだ。

真偽は定かではないが、慶應OBがたくさん駆け付けたらしい。

相手の仙台育英ががアウトになると会場中から拍手も起きていた。

仙台育英からすれば聖地で完全アウェー状態だ。

もちろん慶應高校ナインは水を得た魚のように躍動していた。

そもそもこの大会中、慶應はかなりメディアからもてはやされていた。

そんなこんなで、筆者は思った、

“たかだか高校スポーツに熱くなりすぎるのって大人げないな”って。

高校生が一生懸命やっているのだ。どちらも努力をしてここまで来ている。

その両者に対して応援という形で差をつけ過ぎるのは良くないだろう。

これからの教訓にしてほしいことがある。

高校生(子供たち)に、大人のエゴを押し付けてはならない。

それにしても、なぜ人々はこんなにもスポーツに夢中になるのだろうか。

スポーツ観戦に熱くなりすぎて我を失う者たち

このようなケースは他にもある。

例えば阪神ファン。熱くなりすぎて、

ブーイング、汚いヤジ、下品な替え歌など、

他の球団のファンはあまりしない行動を、阪神ファンは平気でやる。

本当にそれで良いのだろうか。

大人だけでなく、プロ野球選手に憧れる子供たちも

球場に足を運んでいるということを、少しは考えないのだろうか。

とても教育上良くないことだと思う。

阪神ファンのせいで野球離れが進んだら、どうするのだろうか。

そして浦和レッズサポーターだ。

彼らの行動も目に余るものがある。

ついこの間のことだが(2023.08.02名古屋グランパス戦でのこと)、

暴力行為などを起こし、18人が日本サッカー協会から処分を受けている。

そんなことが日本で起こってしまうのか。

筆者もびっくりした。

やってることが発展途上国のようだ。あるいは時代遅れ過ぎる。

正直誰がどう考えても異常だ。一歩間違えれば犯罪だ。

だが現実に日本で起きてしまっている。

スポーツの応援だけで、なぜこんなことになるのだろうか。

スポーツ観戦の真理は所詮“他人がやってるボール遊び”である。

スポーツ観戦で熱くなりすぎてしまう人は、

頭の片隅に、少しでも良いからこの考え方を置いてほしい。

それは、

“応援しているチームが勝ったらあなたの給料は上がるんですか?”

これだ。そして、

スポーツ観戦なんて実際は

“他人がやってるボール遊び”

だということだ。

これは真理だ。

筆者はこの考えがあるので少し遠目でスポーツを見ることが出来ている。

勝っても選手たちが得するだけで、僕らには何も残らない。

もちろん、スポーツは素晴らしいものだ。

だが、その価値観は

“メディアによって作られている価値観”

だということも忘れてはならない。

メディアに踊らされず、しっかりとこの真理を頭に入れておけば、

スポーツで暴動なんて起きるはずがないのである。